他愛無い会話の中で投げかけられた他意のないひとことが深いところに刺さって、おうちに帰ってひとりになった後思い出したりしちゃって、結果として何年も忘れられなくなるなんてことはよくある。たとえば私がまだローティーンだったころに言われた「化粧映…
花 恋人 お風呂にゼラニウムとレモングラスのアロマオイルを入れて本を読みながら汗をかくまで浸かること 犬島 ルーとニコ ニトリで買った安いフワフワのラグ サバイアロムのハンドクリーム 松乃家 ビッグマフ 椎名林檎 コウモリラン バズ・ラーマンの映画 …
・私の住む部屋の寝室からは毎晩1:03丁度にアラームの音が聞こえる。 ・何も引っかかることは無いはずなのに胸がつかえて眠りにつけないので真剣に悩んだけれど16時に飲んだコーヒーのせいだと思った。 ・パニック障害はその症状に怯えるうちに段々と行動出…
・川崎市に越してきて、川崎が今アツい/ヤバい、という記事や話題がよく目につくようになった 工場夜景や下町の写真をいつか撮りに行きたい ・晴れた日に布団で眠ることに慣れてしまったので、雨の日が無条件で憂鬱になった ・そういえば新居の窓からはラブ…
愛と現実の交配種 いつだって春に芽吹く答え合わせ うたたねでみた残像 いまもぼくの胸にしがみついて 笑いたければ笑えばいいさ とか 強がれないまま大人になって 欲しいものも手に入れられずに 笑っていられる いい天気だねとか 重心を狂わす 春の風が洗濯…
長いことチャットモンチーの「Make Up! Make Up!」という曲を呪縛のように感じていたけれど、メイクしたくらいでは人のたましいは変わらない。必要なときに必要なだけ愛想よく振る舞い消耗しないでいることは未だに出来るようにならない。
人に心をひらいてもらう(ように感じる)過程が趣味みたいなものだ。カメラはその目的を果たすツールとしてかなりちょうどいい。
くまのぬいぐるみになって 知らない誰かのトランクに入って 青いシャツとジーンズに挟まれながら 世界中の景色を見たい いつだって想像力張り巡らせて 知らない誰かとだって甘いカクテルで くるくる踊り狂って ミニスカートも気にしないさ 足もとを 足もとを…
君がつくった曲を夜中に聴いてたんだ 雨の音がレースカーテン越しにぼやける夜に 君がつくった曲はとても素敵だと思った それもただのぼくの今日の気分なのかな 流れる時間だけがぼくらを追いつめて 笑えもせずそれでも帰る場所を探して ぼくみたいなのは空…
父と私は、小さいときからとても仲良くしていました。私に友達が少なかったことと、少ない友達ともなかなか遊べる機会もなく(なぜなら私の家は学区の一番はずれにあった)近所に住んでいる従兄弟やきょうだいも男ばかりで気の合う人間がいないということもあ…
花 恋人 くまのぬいぐるみ ガスヒーター 牛乳寒天なつみん ろるらりちゃん 料理 洋服の試着 手書きの文字 薄荷煙草 毛布 アールグレイティー お風呂 サウナ EMG×BBプリアンプ×マーシャルの音 ライブ クリアするまでのゼルダの伝説新作 厚底の靴 吉沢亮 カウ…
雨があなたの肌を濡らすから コンビニの前 赤い傘を広げました 生活はいつも通り進み ドミノ倒しのように 良いことも悪いことも 美しい歌もないまぜ 化繊のブラウスが軽やかに透けて 花も街も誘われてしまいそう 白い指先が冷たく触れて 想像通りでなんとな…
アンドロイドのあの子 世界一周旅行 壊れた未来で僕らはち合わせ どこか懐かしい晴れの日 淀んだ青空に ポインセチアの赤が映えますね 季節に名前をつけて 愛しそうに繰り返す 貴方の手は機械油塗れで 自転に振り回されまいと 壊れた未来で 偶然でも良いの …
虹のシャンデリア。 安い青春で撃ちぬいて 降りかかるきらきらを 貧民街の子どもみたいに 野良犬みたいに貪った ほんとうはぼくたち 立派なカフスのついた洋服をきて たくさんの犠牲を踏みにじり 真っ黒になった革靴をはいて 何よりも自由に くるくる踊って…
日曜なのに爪も切れなかった こんなことでいつまでも落ち込んでいてくだらないですね
随分永いあいだ凪いだ日々が何かすごく自分でいっちゃうけど美しい詞になって驚いてる。でもこれがどういう音楽になるのか見当もつかない。エネルギーはつねに180°にはたらいて両端に詩と生活がある。張った糸みたいに。人が、詩を書くことは自分にとって慰…
記号的に愛して フェティシズムと感情の海を越えても人でいられる? 忘れてはいけないのは削ぎとられた敷地が どんなに素敵だったとしてもそこには見えない鎖があって 途方もないんだよ。 僕らは鳩に餌をやるように 何気ないふりをして通り過ぎるけれど 虹 …
僕の狭い部屋で彼女がハイソックスをそっと脱いだ 紺と白とプリーツと彼女の肌についたソックスの跡のミニマムほとんど白黒映画 狭いが窓の大きい部屋カーテンから吹き込む風なんの変哲もない田舎町 ミニマム/ 頭の中ではさっき彼女と乗って帰った電車の吊…
プールに浮かぶ 赤い点点が 花に見えたのは 夏の熱のせいか 涙目で退場する 少女の人生の点点が こんなところじゃなきゃいいのに 伸びすぎた葉陰の下で思う 青春は あっというまに 結晶になる 誰にも言語化できない 遠回りして辿り着いたように見えたのは自…
4月の 地球の 淡萌黄の 新芽と 深いブルーの 海が 1億2676人の 浮かれた春によって 転覆し まっさかさま ぜんぶ 黒い煙や 灰色の 元永田町の ビル群だった瓦礫に うもれた しゃしんをとるひと は もう いないのね みんな飽きっぽいから 地球をおおっていたは…
パパママぼくは夢を見てるの? パジャマ姿でKFCを頬張る 失われた雨上がり 太鼓の音 浮輪で揺れる空気を泳ぐ 骸骨がそのへんにころがっているんだ 気のせいだよ 幸せも苦痛も ヴェールの向こうの澄んだ瞳に誓ったんだろう きみは覚えてないのかい 笑顔みたい…
なんでもかんでも やっかんだり ひがんだり 熱い紅茶で火傷をし 見返したら私の後ろにはひよこ1匹おらず 見渡したらすべての窓という窓が破れ 風はこのページも向かいの友人への言葉(本当のところは些細すぎて言葉にもなりきらなかったことば)もエジプトの砂…
夜の最下層 構造は乱れて区別もつかない ヒトはヒトらしさを歌舞伎町の街灯に託して顔を失ってゆく さよなら 友だち 「かわいそう」 の続きを絵に描く人 知らない名前のインクが 混ざり合ったり/飛び散ったり きらきら 模造紙の上に手のひらを置いて地球を感…
今、本気で交通事故とかで死ねばいいと思ってる人がいて、理由は私の好きな女の子を悲しませるからなんですけど、まぁもともと食えねー奴だな、なんかやだな、くらいの気持ちでたまに話すくらいの仲なんですけど、その人と以前散々酔っ払って窓の外が明るく…
・LADY FLASH『恋するビルマーレイ』 ・大森靖子『TOKYO BLACK HOLE』 ・For Tracy Hyde『Firm Bleu』 ・Ice Choir『Designs In Rhythm』 ・Radiohead『A Moon Shaped Pool』 ・The Novembers『Hallelujah』 ・Babaganouj『Pillar of Light』 ・きのこ帝国『…