なんでもかんでも やっかんだり ひがんだり

熱い紅茶で火傷をし

見返したら私の後ろにはひよこ1匹おらず

見渡したらすべての窓という窓が破れ

風はこのページも向かいの友人への言葉(本当のところは些細すぎて言葉にもなりきらなかったことば)もエジプトの砂漠に吹きとばして

熱くてまともに散歩も出来ない 会話もならない

私達が交わした刃物のような言葉たちも

熱に負けて紅茶に解ける角砂糖の組織細胞ひとつひとつも

幻になったのでした 同じころエジプトの少年は

山のような洗濯物に埋められそうに バランスをとりながら

歌(些細すぎて言葉になりきらなかったことば)のような音声を紡ぎ

青すぎて彼の中ではすでにゲシュタルト崩壊しきっている空のようなものを

見たり

本当のところは ひとりぼっちで うずくまろうにも

はなから 向かいあうためのテーブルも

見渡すためのガラス窓もない憂鬱。

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